9、アンチエイジングと女性ホルモン

女性ホルモンは健康にさまざまな影響を及ぼします。生理の際や更年期障害の際に生じる心身の不調はその代表的な例といえるでしょう。また妊娠中・産後の抜け毛の増加や肌トラブルなども女性ホルモンの分泌量の変化でバランスが崩れるのがおもな原因です。そのため、アンチエイジングでは女性ホルモンにも着目する必要があります。たとえばエストロゲン。女性ホルモンの代表格ですが、これには肌の新陳代謝を促す働きがあります。つまりこのホルモンがうまく分泌されていないとターンオーバーが停滞し、しわやシミといった問題が生じるのです。このエストロゲンの分泌を正常に維持できるかどうかもアンチエイジングの重要なポイントです。

エストロゲンと並ぶ女性ホルモンの代表格がプロゲステロン。こちらは皮脂の分泌量を増やす作用があるため、あまり分泌量が多くなると吹き出物や脂性肌といった悩みの原因となります。しかし悪役というわけでは決してなく、排卵を促す際に重要な役割を果たすなど、女性の健康状態を維持する上で欠かせないものです。エストロゲンとこのプロゲステロンがバランスを保った状態が女性にとって理想的な健康状態となります。

問題なのはこうしたホルモンは加齢とともに減っていくこと。更年期障害の症状はエストロゲンが急激に減ることから生じます。30代からとくに減少が目立つようになり、肌荒れやシミといった問題が生じやすくなるわけです。これらのホルモンはストレスや乱れた食生活、疲労の蓄積といった原因でも減ったりバランスが崩れたりするため、スキンケアだけではなくホルモンのバランスを維持できる生活習慣もアンチエイジングには必要になるのです。